不在とは
朝一番に温かい昆布茶を飲む。それを忘れて働きだすと身体が冷え切って使い物にならなくなる。曇り空を睨みながら山のような洗濯物を干し終えてからコンビニのATMに入金して、帰ってくると頬が真っ赤に染まってた。まるで田舎娘。もうやめた。今日は誰にも邪魔されたくない。夕方かかってきた電話も無視する。何もかもがわずらわしい。わたしの時間は好きにさせてもらう。やらなくちゃいけないのは洋服箪笥の整理と換気扇の掃除と靴の入れ替えと、まだまだいっぱいありすぎてパンクしてる。とにかく熱いお茶を飲んで気分を直すのが先決。こわれてしまった感情を取り戻すには少しばかりの余裕を持つこと。