美食派とは
天気と酒と外猫で脳内いっぱい。小さな失敗だらけ。財布を忘れて出掛けるのも日常茶飯。午前九時、あいつが窓の下に寝そべっていた。段ボールを敷いた上にレトルトフードを半分皿に入れてやる。カリカリは安物なので気に入らないようだ。しまいそこねた舌をみせて懇願の姿勢。もう半分出してやると相当に腹が減っていたのか瞬く間に平らげ、カリカリにも手を出した。しばらく毛づくろいの後、ふらりと姿を消した。夕方五時すぎ、ふとみればちゃっかり段ボールの上でくつろいでいる。早いな。エアコンの室外機が隣にあって、あいつがいるとエアコンをつけられない。レトルトフードを食べさせて、こちらもおでかけ。行ってくるよと云うと淋しい顔。