無知とは
となりの庭はあなたのもの。それはわかっていますよ。だからといって、そこにずかずかと入り込んでくるのは無礼を通り越していることに気づかない人たち。わたしのひそかなたのしみのために手を尽くして地道に自己流でやっていることに、あれこれ注文をつける人たち。なんの権限があるのですか。わたしのちいさな庭をたのしんでくれても構わないけれど、あまりに無学な知識であれこれ質問攻めされるのは首を絞められているより苦しい。自分たちの広大な庭があるのだから、せっせとお金をかけて満足のいる世界を作ればいい。人としゃべりたいのなら銭湯にでも行けばいい。お愛想ふりまくほど阿呆らしいことはないのですよ。