放任とは


まさかの雪。午前中から降り出した雨が雪に変わったのは午后3時すぎだろうか。雨脚が強くなったので玄関に植木を避難させて一服していた。胸騒ぎがして戸を開けるとあらまあ雪だ。これは大変と万年草にカバーを掛けようとして立ち止まる。これしきの雪でダメになってしまうようなら仕方ない、あきらめよう。ミミコだって雨の中ごはんを食べに来た。箱入り娘じゃない。しんしんと降りそそぐ雪はいつもの店に着く頃、雨に変わる。常連さんから日向夏と16年物の梅酒を頂いた。差し入れの葉わさびの天ぷらとお浸しの良い香りが清々しい。いわしの天ぷらを頼んでゆるゆる飲む。足を滑らせないよう酒は二杯まで。変わらぬ日々が続きますように。