残すとは
忘れずに書いておく。昨夜、実家の隣りの奥さんが電話をくれた。先日スペアキーを送り、気に入った物があれば持っていってもらえれば助かると手紙に書いた。そしたら母の絵を何枚か三島の美術館に寄贈しないか?という提案だ。足の踏み場もないアトリエや廊下に何十枚とある100号の絵。選び出すのは至難の技。お任せしますと云うしかない。もうすでにいない人、という括りになっている母のことを、ここまで考えてくれたと思うと感謝にたえない。実家がなくなっても彼女との付き合いは続く。引越しが終わって落ち着いたら行ってこよう。父の墓へ行き、奥さんと積もる話をして、隣りの駅の酒屋に顔を出して、ビジネスホテルに泊まる。できるかなぁ。