漂白とは


街に人は溢れている。駅前などは肩がぶつからないよう歩くのに苦労するほどだ。みなショッピングセンターに吸い込まれていく。それに比べて個人商店は次々と閉店していく。シャッターが降りたまま、いつ営業再開できるかわからない店だらけ。料理を持ち帰り専門にしたり、喫茶店に形態を変えて細々と商いを続ける飲み屋もある。本当に皆さん苦労しておられる。折角引っ越して駅の近くに来たのに、開いている店は少ない。大きなスーパーは爆買いする人や横柄な老人ばかりで哀しくなるから行きたくない。今日は台所の窓の棚と換気扇を掃除し、カーテンを漂白した。たいして料理しなくても汚れるもんだ。真っ白の木綿のカーテンは清々する。