涙とは
いよいよ視力も限界にきたか。パソコンの画面を見るのもきつくなってきた。日記の下書きの文字を16ポイントから18ポイントに上げる。それでも眼を凝らしてやっとこさ。一日の文字数は300と決めていて多すぎたり少なすぎたら修正していたが、その感覚も鈍ってきたようだ。「夜廻り猫」に辛さとか哀しみを減らす方法ってないものか?と悩む若者が登場した。猫の遠藤さんは自然が少しは残っておりますぞと背中を差し出す。その背中に顔を埋める若者。いい話だが、わたしは痛みに涙を流すことができなくなった。ポッカリ開いた穴からその感覚が抜け落ちた。身体が健康になれば泣くことができるようになるんだろうか。どうでもいいや。