懸賞とは
相撲観戦のたのしみは色々ある。取組だけでなく、花道奥の様子や観客の衣裳を見るのも面白い。そして何より懸賞旗を数えること。偶に途中でカメラが控えの力士や観客席に切り替わりがっかりさせられる時もある。昨日、結びの一番で懸賞旗を数えはじめたらラジオのアナウンサーに「29本の懸賞が掛かりました」とあっさり云われてしまった。そりゃそうだ。懸賞金は7万円。その内1万円が相撲協会の事務経費、残り6万円の半分は力士の貯蓄として銀行口座に振り込まれ、熨斗袋には3万円が入っている。照ノ富士は毎日20本以上かかる。日刊スポーツによると名古屋場所12日目で照ノ富士は238本の懸賞金1,428万円を手に入れている。