ホテルの夜とは


午前2時起き。寝たの何時?自動販売機でビール売ってた。くだらないテレビを消して暗い街を見下ろす。果てしなく長い夜。午前6時開始の家族風呂へ。痺れるほど熱い湯にしばらく浸かる。朝焼けが消えてゆく。朝食は駅のパン屋で買ったサラダとコーヒー。今日は墓参りと実家の隣りの奥さんに挨拶に行くつもりだったが、ヒールのあるパンプスで7,200歩は無謀すぎた。もう歩けそうにない。諦めて9時半の電車に乗り富士山を目に焼き付ける。乗り換えた小田急線で腹痛。途中下車。混雑に弱い。漸く我が街へ辿り着いたのは午后1時。まず煙草を吸い、麦酒と冷酒を一杯ひっかけて帰宅。務めを果たせた満足感がわずかな救い。もう田舎へ行くこともないのか。