方位とは


昨日の十三夜の月はきれいだった。となれば今日は小望月かと日の落ちた頃に外に出たらオレンジ色の大きな月が東の空でふるえていた。微妙にいびつだけれど満月と見紛うほどふっくらしている。月を眺めながら散歩にでた。ゆうべの「付け」を払ってさっぱりする。下品な話題と嬌声に苦笑いしてさようなら。日付が変わった深夜二時半すぎ、西の空で悠々と光っているのは満月に違いないのだった。今夜は虫の音がきこえない。