花の名前とは

姫鶴蕎麦(ヒメツルソバ)。「姫」小さな「蔓」性の「蕎麦」の実に似た花をつける。道端でよく見かける小さなピンクの金平糖みたいな花。名前の秘訣が分かると忘れようがない。玄関先で誰の気にも留められず健気に咲いている。申し訳ないが何本か摘んで流し台の上、トイレ、テーブルに置く。花瓶と云うにはおこがましい醤油のガラス瓶などにチョコンと。愛らしい。随分前になるが、実家の流しの上で朝陽に照らされたガラスコップに入った苺の赤と緑が神々しく輝いていた。それが母の正気を表しているようで涙を堪えた。彼女が施設に入ってからは散歩で摘んできて薄汚く枯れてしまった草花を無造作に「捨てる」のがわたしの仕事になった。

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