30年前の今日。北風の吹き荒れる寒い日。マンションの前でヨロヨロと道路に引き込まれていくちっぽけな猫がいた。危ないので抱きかかえて歩道に連れ戻してもガォガォと恐竜みたいな声をあげて道路へ向かってしまう。何度やってもダメなので仕方なく3階の我が家へ連れ帰った。ぼろぼろの猫マティと出逢った日。それから僅か二ヶ月後、彼女は三匹の子を産む。全て逆子で4時間余り奮闘がつづく。しばらくすると実家の母が段ボール箱を背負ってやってきて親子喧嘩の挙句、キジ白のエンタツとアチャコを連れ帰ってしまう。残ったのはいちばんおっとりした茶白の甘ちゃんグイド。凡そ20年と云う年月を共に暮らした二匹の猫。
彼岸とは


コメント