人生足別離とは

「月に叢雲(むらくも)花に風」。これほどくっきりとした三日月を見たのは随分と久しぶりのような気がする。左上には木星、右のずっと下にたぶん金星が光ってるはず。夜道を歩きながら薄ら雲のかかる空を見上げて前述の諺を思い出した。なんて夜の散歩に浸り、バスに乗ると帽子がない事に気づく。歯医者の後、いつもの店でなみなみ注がれた岩手の酒と生しらすに酔っぱらったのか。いやいや、しっかりしろ。気を取り直して店に電話する。あっけらかんとした洸介クンの声。帽子あった!!やれやれ。~コノサカヅキヲ受ケテクレ ドウゾナミナミツガシテオクレ ハナニアラシノタトヘモアルゾ 「サヨナラ」ダケガ人生ダ~『勧酒』井伏鱒二訳。

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