それはいつだって突然やってくる。天気予報を見ようと午前3時にテレビのデータ放送をつけると森本レオさんの訃報。呆然としたのは83歳という年齢。二十歳の頃からラジオ番組のファンで、録音したカセットは今も手元にある。高円寺在住と知り、阿佐ヶ谷暮らしだったわたしは無謀にもファンレターを出した。数日後、お返事が届き、高円寺の喫茶店でお話させて頂いた。柔らかい口調で手厳しい事を仰る。その後、二度お会いする機会があったが、芝居なんてやるもんじゃないと諭された。それはわたしにそれだけの魅力も才能のカケラも見出せなかったからだろう。よく考えたら、あの当時の彼はまだ40代。厳格な哲学者のような方だった。どうか安らかに。
厳格者とは


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