生きる支えとは
『バーディ』アラン・パーカー監督/1984年を三十年ぶりに見た。当時は映画評論をしていたママのいるゴールデン街のバーに入り浸り、週一回カウンターに入って強い酒をたくさん飲んだ。その彼女がマシュー・モディーンに首ったけだったのを思い出してひどく懐かしかった。社会に馴染めない青年が飼っていた美しいカナリアが窓から逃げ出し、戻ろうとしてガラスに激突して死んでしまう場面はかなしい。ベトナム戦争について何も知らなかった時代に自由とは何かを考えさせられた。主人公の親友がニコラス・ケイジだったこと忘れてた。巧い役者だ。