休息とは


どこに行っても女は損だ。午前四時、洗濯物の山の前にへたり込む。やらねばならぬ。掃除をして一服。トイレの床にしゃがみ込んで動けない。エアコンをかけてビールを飲む。シェードと簾と三枚重ねのカーテンに閉ざされた暗い部屋で頭を冷やす。ほんの贅沢。ひと眠りしたら日が暮れた。もうひと頑張り、バスに乗っていつもの店へ。凍ったお酒で意識が飛ぶ。酔ったわけじゃないが千鳥足で帰宅。からだに溜まった熱を放出しなくちゃ。何も考えたくない一日が終わる。