嘘はお薬とは


東京8.5℃。ついに炬燵に電気毛布と布団をかける。いやもう温かいのなんの、足が冷えきっていて出られない。やせ我慢してると身体を壊す。木内一裕の10作目『嘘ですけど、なにか?』を読み出した。前作はいまひとつ好きになれなかったが、これは初めて一筋縄ではいかない女性が主人公とあって痛快。これまでの作品に出てくる女性はどこか曖昧で弱い存在だったのに、一転してふてぶてしさもここに極まるといったヒロイン登場に拍手。