大列車強盗とは
「これはまるでピンクパンサー…」宣伝文句はつづく。「meetsルパン!おしゃれでドタバタな60年代ドロボー喜劇の幻の良品を発掘」気持ちはわからなくもないが、もちっと簡潔に云えないものか。『大頭脳』監督ジェラール・ウーリー/1969年/仏.伊なんですがね。確かに脳みそが大きすぎるデビット・ニーブンは説得力ありすぎるし、千葉ちゃん顔負けアクションスターっぷりの小僧ジャン・ポール・ベルモントに「続夕陽のガンマン」で卑怯な男っぷりを上げたイーライ・ウォラックのマフィアもありだ。しかし、深夜三時に口を開けたままこういう映画を見ている自分が間抜けすぎる。