街の灯りとは


午后五時前に散歩に出る。西の空にまだわずかなオレンジ色が残っていて、たぶん金星も光っているはずなんだけれど、路地からでは背伸びしたって見えそうもない。街はどんどん青く澄んでいき、あらゆる物の輪郭がくっきりとしてくる。ひとしきり歩いていつもの店のドアを開けた。いつもの店は以前の店じゃなくて近所の店に変わった。なんとなくそうなった。相撲をみながらナマコ酢と岩手の酒。渋い。うっかりしてる間に関取の顔ぶれが変わっていた。鶴竜5敗…悲壮感が伝わってくる。日馬富士も休場してる、世代交代ということなのだろうか。