異国とは
マイアミの空は果てしなく高い。夕焼け(とも云い難い)は血のように赤く、人々を妖しい夜に招き入れる。それにしてもマイアミのボールパーソンたちはみな揃って運動神経悪そうで、太った(ほぼ全員太め)女の子が股を広げてボール拾うのには開いた口が塞がらなかった。ウィンブルドンだったら徹底的に訓練された少年少女のキビキビとした動きが見れるのに、マイアミという土地柄なのか、どこか間抜けで緊張感がない。プロ意識に欠ける。まあ、そんな楽しみ方もあるわけで、キレやすい19歳や21歳の若造たちの台頭にもひやひやさせられ、昼夜逆転の日々となる。深夜二時からのフェデラーとナダルの決勝戦に向けて昼酒、最近お気に入りの激安居酒屋で生ビールとマグロぶつ。