快気祝いとは
肺炎の彼が退院したそうだ。よかったねぇ。彼女と近所の店で待ち合わせるとすっかり憔悴しきっている。そりゃそうだ、一週間の病院通いと両親の世話でぼろぼろに疲れ果てていた。よく考えてみれば、もうそんなに頑張れるほど若くない。食べる事の心配もせず、孫と遊んで暮らしていてちっともおかしくない歳だ。つくづく女は損であるなと思い知る。誰も手伝ってはくれない。お疲れさま。しかし白ワインよく飲むなぁ。最後は2杯ずつもらってた。豪快な人だ。家人も加わって酒盛りはいいけど、会計すら記憶にない。帰りは道に座り込んだ憶えがうっすらとある。財布を見たら一万円が消えていてビビった。