天の助けとは
明け方、マティが足元に寝ていた。じゃれあって眠る夢を見ていて、おぼろげな意識の中で確かにその重さとぬくもりを感じた。わたしが疲れているから来てくれたんだ。妄想もついにここまできた。ちょっと頑張りすぎじゃないか。5時起床。掃除洗濯だけはこまめに、飯炊きは放棄。時間通り朝10時開始。丁寧に、迅速に。煙草の本数が減ったのは果たして良い事なのか。ラジオもつけずに無音でやるのが好きだけれど、家の前で2歳のお嬢ちゃんとご近所さんのお遊戯がはじまってしまう。ため息。時々迷宮に入り込んで動けなくなる。日が暮れる頃、友人が米と卵を届けてくれた。一緒に近所の店。退院した彼から快気祝いを頂いた。迎えに来た家人も加わってとことんしどけなく酔う。