欧州帰りとは
ベネチア土産はガラスペンだった。銀の妖精のペン刺しとインクのセット。ものすごく書きやすい。他にもいろいろあったけど、これだけで充分です。暴風雨の真っ只中、大きなトランクを引きずって帰国、ずぶ濡れの家人はその足で打ち合わせに向かう。午后6寺、ようやく嵐が去った。蛸の足の形をしたイタリアのパスタを焼鳥屋さんへ持っていく。この間飲んだ日本酒はなんと一万円超えらしい。溜め息がでた。すでに話題は七月のバーベキューに変わっている。一生懸命働いて余暇をたのしんでいるやんちゃな男の子たちの目はきらきらしてた。いつの間にかわたしも仲間の一人に加わっている。