友だちとは
まだ夏服が名残惜しい。木綿のブラウスやスカートのシャリッとした肌ざわりの涼しさは何物にも代えがたい。Tシャツのニット生地なんかのゆるゆると肌にまとわりつく感触が嫌になってしまった。毎日あーでもないこーでもないと1時間もかけて服を選ぶ。たぶん新鮮味が欲しいんだ。今日は昨日と同じカーキ色の半ズボンに生成りのブラウス、変えたのはスパッツの色だけ。よくよく見れば全部リサイクルの子ども服。総額でも500円てところか。なんとも安上がりなことで。暗くなりはじめた頃に近所の店。相撲が終わるところ。真っ黒に日焼けした愛想のいいハルちゃんと野球や食べ物の話をいっぱいした。14歳も年下なのに立派だな。