道のりとは


台風一過のぎらぎら太陽。真夜中に吹き荒れる風はやはり怖くて不安定になります。けれど猫たちがいた頃からポーカーフェイス、意気地のない顔はしません。軽いストレスをいつも胸の中でひねりつぶしてしまいます。日中は透明で硬質なぴりぴりする陽射しから逃げるように家をまっ暗にしてぶつぶつ独り言を唱えながら遠い場所を旅することを画策しています。思いっきり贅沢にクルーズトレインに乗るのもいいし、リュックひとつ背負って目的もなく各駅停車に揺られるのもいい。どこかわからない道をひたすら歩いて行きたい。そんなこんなで日が暮れます。今日は老人の日でした。黄色のレースのスカートと白いブラウスがこの日の気分です。