月見とは


もたもたしてたらもう十月。なんとか生き延びています。金曜日が満月なのにお天気が悪そう。今日明日も曇り空だからお月見は水曜と木曜だ。月を追いかけて広い道を歩こう。遠い昔、里芋や栗なんかを飾ったうす暗い部屋でぼんやりしているのが好きだった。団子はあったかどうか、憶えていないのはどうせ食べないからだろう。下町のピザ屋で満月の日にだけメニューにのるピザがあって、うずらの卵を方々に散らしたものなのだが、客が「ああ今日は満月なんだ」と気づいてくれるだけでいいという店主の遊び心が好ましい。このところ毎日飲みすぎで始終あたまが混乱している。飲まなきゃやってらんないのもほぼビョーキ。