他者の視線とは


今年を振り返れば、気の遠くなるほど明けない夜をいくつも過ごしたようで、一年という月日がこれほど長いと感じたのははじめてかもしれないなあなどと更けていく静かな夜にしんみりとひとりぼっちの時間を持て余してしまうのでした。すっかり陰の暮らしに慣れてしまって日の当たる場所に出て行くこともむずかしかった一年。くよくよ泣き言ばかり書き連ねてしまいました。ここにいる時間は息をつめることもなく、胸の高鳴りも静まり、もうひとりの冷静なわたしの存在を知る事ができました。一年間、ほんとうにありがとうございました。