パンプキン祭りとは


二日間の熱いジャズまつりが終わり街は不抜けた様相を呈しているのかと思いきや、こまっしゃくれた妖精みたいな、うまく飛べない蜂みたいな、舞踏会の準備にお辞儀をくり返す姫みたいな小人たちが次から次にやってきて道をふさぐ。なるほどね。若いお母さんたちを従えて闊歩する宇宙人たち。もはや何語をしゃべっているのか聞き取れない。ようやっといつもの店に到着すると財布を忘れていた。「付け」で飲んだのは初めて。まったりとした休日の空気を吸いたかったが、人々はそうそうヒマではないらしい。