ツイラクとは


筋肉痛になることは百も承知だった。ひいこらどっこいしょと風呂に入り、洗濯物を干し終えようとしていた時に足をすべらせて30㎝ほどの段差を落下。しばらく動けずありがちな死体のポーズで倒れていたら不審に思った家人が様子を見に来て起こしてくれた。お尻をついたまま階段を下り、左膝と右手の指に湿布を貼る。大事ではなかったが怖くて口もきけなくなっていた。こたつでガチガチのからだを温め、不器用に箸を使って春雨サラダを食べ、ビールをのんで夕方まで眠る。夢で猫たちがケケケと笑った。