滅びとは


もうだめかもしれない。この世界に未練などないから、遺書を書くつもりでこの先を綴っていこうと思います。夕方、いつもの店。お通しの冷奴に乗っかった佃煮昆布の量が多くて、これは日本酒に合うよとチビチビなめ、珍しく客が少なかったのでいっぱい話した。そんな言い訳も虚しい。冷や酒二杯飲むと200m歩けないんだよ。それだけならまだいい。調子に乗ってファミマでビールを買い、会計して出ようとしたら転倒。「だ大丈夫ですか〜」店員がすっ飛んできた。よろよろ立ち上がり店を出た途端、ゴミ箱の前にあった大きなゴミの袋に倒れこむ。「きゅ救急車呼びますか〜」家は裏ですから。店員さんに抱きかかえられて帰宅。怪我はない。