着飾るとは
貧相な首すじを隠すための苦肉の策。それがネックレスを付けることだった。古いイヤリングを作り変え、服に合わせて付け替える。これまで無用だった腕時計も右手の必需品となり、左手には猫の首輪のブレスレットが加わる。眼鏡のチェーンは必須なので、にぎやかなことこの上ない。あとは指輪だけれども、それはこれからの課題。歳を取るって面倒だな。ジャカランダに涼しげな葉っぱがひらひらしてきた。背丈は80センチを超える。5年か6年前に買った時の2倍だ。近所の神社では栴檀の花が満開。大木なので気付きにくいが所々に落ちている白い花弁には樗(おうち)色の雄しべ、古名「アウチ」は淡い藤ということらしい。挿し木したローズマリーはなんとか半分くらい根付いてくれた。花言葉は「静かな力強さ」