偉大とは
まるで決勝戦のような試合だった。ATPファイナル、世界ランク8位までの選手が二つのグループに分かれて総当たり戦をするラウンドロビン、第一試合は第3シードのティームと第6シードのチチパスが対戦した。去年の優勝はチチパス、ティームは今年の全米オープン優勝者、どちらが勝ってもおかしくない。結果、2対1で二時間を超える接戦を制したのはティーム。息を吐く間も惜しいくらい集中して観た。二人の純粋なまなざしや、ふとした仕草に人柄が表れて感動する。先日ティームとシュワルツマンが大親友だという記事を読んだ。チチパス22歳、ティーム27歳、シュワルツマン28歳、若い。ジョコビッチとナダルに勝てたら優勝もありだ。