堕ちるとは


自分が誰なのか、見失いかけてる。このままでは小っちゃい心臓が持たない。家に荷物を取りに戻った相方から電話。ミミコきてるよ、ごはんたべてるよ。泣けた。ミミコが死んで床下に埋まってて、蛆が湧いてくる。わたしのからだからも蛆が這い出してくる。あれは夢だった。落ち着け。ゆっくり、息を吸って、ゆっくり吐いて。脱力。風呂に入ってから近くの居酒屋。のどがカラカラ。ビールがおいしい。まぐろ、牡蛎、モロヘイヤお浸し。沁みる。ホテルは全館禁煙。仕方ない。いっぱい吸って部屋に戻る。なんにも考えないこと。無念無想。とにかくからだを清めたい。