異邦人とは


昨日の糸井さんにお手紙を書く。「ふと気づいたのですが、わたしはせまい世界というものを作っては壊し、作っては壊してきました。その息苦しさと嘘っぽさに耐えられなくなります。何より許しがたいのは怠慢であること、そしてそれに気づかないことです。だからわたしは世界というものを作らなくなりました。どんな状況でも安穏と心を開くことはありません。いつだって異邦人のまま浮遊しています。それが体に染み付いて社会というものからも遠く離れてしまったようです。ひたすら自分の中の宇宙だけを信じて修行するしか能がないみたい。これでもきっと糸井さんは笑ってくれますよね。桜は満開です。空は青いです」