異邦人とは


記録。鎌倉芸術館ギャラリーで1月21日~1月31日まで「没後35年 高田博厚展」が開催される。母の絵の先生、増島豊治氏は22歳の時バルセロナで高田氏に出逢い師事をする。わたしが先生(増島氏)と会ったのは高校生の頃。ローマの建物や壁を描いた油絵は衝撃的すぎた。そして鮮やかなトルコグリーンのTシャツを着た若い異邦人が描いた暗い教会の絵を特別割引(1/4の値)で買う。以来、わたしの部屋の象徴だ。三島在住の先生との交流によりギャラリープラザで高田博厚回顧展が開催されたのが1991年、なめらかな輪郭と指の力強さが心に残る。以来、氏の著作をいくつか読み、その精神性に魅了された。今回、あまりに会期が短すぎるし大船は遠すぎる。