温暖な町とは


今年一回目の静岡は青天に恵まれた。電車から頭に白い雲を乗せた富士山が見えた辺りからあたまの中には猛烈なスピードでやるべきことが分刻みで並んだ。鰹節と葱を買って実家へ着く前に隣りの奥さんに挨拶。色々気にかけてくれて30分の長話。家は思ったほど汚れてはいない。水道からは茶色の水。雑巾がけ、庭の草むしり、父の仏壇に水仙とローズマリー。多量に収穫した柚子と衣類を箱詰めして郵便局へ。その足で隣り町へ行き、駅前の飲み屋に入る。酒屋がやっているのでビール大瓶が450円、破格だ。真っ先に黒はんぺんフライを注文して熱々にかぶりつき空腹を満たす。今日初めての食事。ナマコ酢と焼津の日本酒磯自慢。おいしかった。若い二枚目店主も先代夫婦もなぜか懐かしい人たちでうれしい。22時には沈むように就寝。