雨女とは
まだ八月。先月、家人が冷房の当りすぎで風邪をひき高熱を出した。わたしは扇風機の当たりすぎで喉をやられて咳き込んでいた。或る夜、妙に熱っぽく体温計を口にくわえると38度5分。脇の下で計り直すと37度4分。やれやれ。次の日、37℃超えの二階で部屋の模様替えをして強引に汗をかき、すっきりしたのも束の間、熱は三日間続いた。平熱に戻っても酷い咳と痰が治らず体力は奪われていく。今日の昼すぎコンビニで煙草とビールを買ってたら急に雨音が。ゲリラ雷雨だ。茫然自失。えいやっと嵐の中へ飛び出し、僅か250mを死ぬ気で歩いた。傘は何の役にも立たず全身ずぶ濡れ。風呂場に直行、お湯を浴びて洗濯。あまりの愚行に意気消沈。