親戚とは


午前1時半起床。どれだけ緊張しているのか。とにかく旅に出る前は落ち着かない。荷物や喪服の確認、何度やっても忘れ物がある。例えば角膜を傷つけた時用の目薬とか。なんとか6時半すぎに家を出ることができた。案の定、腹具合がおかしくなり駅と新幹線のトイレに駆け込む。午前9時半、葬儀場に着くと入り口に従姉妹と叔母と娘夫婦と双子の孫。約10年ぶりで誰が誰だかさっぱり分からない。父方の90歳の叔母と従兄弟がいてくれて助かった。叔父と最期のお別れの時、涙が滲んだ。散会したのは午后2時半。ホテルに着き家族風呂に直行。夕暮れ時、酒を買いに行く途中、ゴツゴツと岩肌むき出しの富士山に見入る。ほっとして精進落しの料理で飲み直す。