無礼者とは
昨日はよく歩いた。映画を見た後、駅ビルで靴下や雑貨や輸入食品を品定めしてから銭湯で熱い湯と水風呂に入り、ゆっくりゆっくり家に戻った。何か忘れている気がして近所の店へ繰り出した。めずらしくカウンターが混んでいて、知らない人の隣りにきゅうきゅう座る。ひどく疲れていて食欲がない。ほんのり焦げ目のついたぎんなんを食べていたら、それまで無愛想だった隣りの客が目を輝かせて「おいしそう」と云う。よろしければどうぞと大人な対応をした。窓際公務員だというその人、遠慮もなくぱくぱくつまむ。で、勝手にしゃべりまくったのち、もう一軒行きませんか?ときた。「ナメんなよ」キッパリ断る。いい気分が台なしじゃないか。