深夜の出来事とは


昨日の夢を書き残しておく。何十年ぶりかにゴールデン街の店の留守番を頼まれて出掛けていくと、そこは見憶えのない店に変わっていた。鍵を開けるやいなや客が押し寄せる。事情を説明してもお構いなし。氷のケースが見つからずに駆けずり回る。その時、どこからか女の子たちが現れた。名前も知らない彼女たちは実によく働き、自然に店の空気を和らげた。わたしはただ帳場に座ってその様子に魅入っていた。営業を終えてお給料を払おうとすると誰も受け取らない。代わりに雇ってくれと云う。それでは早速明日から頼みます。10人入れば満杯の店が夢では二階建てのクラブになっていたのだ。誰一人として見知らぬ世界の話。果てしなく広がる疲労感。