はんなりとは


冬の月はよそよそしい。はるか遠くの夜空で光る半月には心惹かれない。あいかわらず酒と猫とうつ病と稀に仕事の事しか頭にない日々です。「京都人の密かな愉しみ」という番組を見たのは料理人が大原千鶴だったから。はんなりという言葉がぴったりくる着物姿にあどけない顔で話す京都弁はおおらかで気取りがなく、その手付きの鮮やかさは潔い。1月20日は正月の祝い納めで、残った鮭のアラで粕汁を作ることから骨正月と云われているそうです。始末にうるさい京都らしいごちそう、もう一つは蒸し寿司。すし飯に錦糸卵を乗せて蒸し、骨から身をこそげ取った鯛のでんぶ
乗せた上品な一品です。今日のミミコ、昼にこたつ部屋で寝てました。