小心とは
ランチが苦手。はっきり云って拷問に近い。それなのに誘われると断れない。日焼け止めクリームを塗り、マスクと帽子とマフラーと手袋に日傘差して街へ出た。友人と待ち合わせたのは商店街の鮨屋。おまかせ握りに味噌汁と小鉢付きで千円。安いように思えるが、半分しか食べられないわたしには無駄に高い。気休めに生ビールを飲んでちびちびつまむ。結局、上のネタだけ食べ、かっぱ巻きとシャリと小鉢の合鴨スモークは持ち帰った。それでも満腹で気持ちが悪い。シャワーを浴びて日焼け止めを落とす。夜になっていつもの店へ行ったが、叩き胡瓜しか頼めなかった。金山寺風の青唐辛子味噌がやさしい味。蒸し暑い一日だった。