掃除熱とは


とっても早く起きてしまった。ふわふわ落ち着かなくて抽き出しを整理する。要らない書類など捨てて中身が半分になった。余分な物をそぎ落とし、どんどん研ぎ澄まされていく。肉も削ぎ落とされすぎて電気毛布をつけないと眠れない。シーレのデッサン画みたいに痩せこけた。午后三時前、できあがった資料を宅配便の営業所へ運んだら今日はもう自由だ。よろけながら駅まで。通帳記入をして、ミニ箒、風呂用ブラシ、サッシの溝用ブラシ、なぜか掃除用品ばかり買う。昨日の店はがらがら。蛸のぶつ切りと長芋浅漬で腹ごしらえして早めに引き上げ、焼鳥屋さんへお土産のお礼を云いに行く。帰り道は忘れた。明日からまたきっちり働くための下準備完了。