わたしのパリとは
ジェーン・バーキンの訃報。76歳。「エルメスバッグ由来」が見出しで腹が立つ。1983年の映画「エゴン・シーレ」を今は亡きシネヴィヴァン六本木(多分)のレイトショーで見た。そのパンフをずっとどこかに貼っていたのに探したら見つからない。奇しくも娘シャルロット・ゲンスブールのポスターを近所で見たばかり。「なまいきシャルロット」(1985年)当時14歳の少女が今や51歳。唯一喋れる仏語がフランソワーズ・アルディ「さよならを教えて」の歌詞で、作詞はセルジュ・ゲンスブール。わたしのパリはアジェやブラッサイの写真、そしてアルディとジェーン・バーキン(ロンドン生まれ)だった。彼女のアルバムを聴く。パリが終わった喪失感。