レスキューとは


夜中の二時にぐらり。飛び起きちゃった。震源地は茨城。なんだか続きそうな気がして家の中を点検。もう猫の心配もないから胸を痛めることもないけれど。朝七時すぎにまた奇妙な揺れが長くつづく。東京はあらゆる災害から忘れ去られたように平穏なのがおそろしい。腕時計が止まっている。小雨の中、駅前の修理屋に行くとお休み。時計をしていないと不安でたまらない。眼薬とパンを買って焼鳥屋さん。店主は年下のくせにわたしを子ども扱いする。少し悪い子らしい。あれほど嫌いだったレバーをいちばんに頼む。カットレモンをかじりながら街の移り変わりを話していたらワンカップ3本があっという間に空になった。今日はやけに煙が目に沁みる。