100年桜とは
これが最後の桜かしら。毎年、嫌が応にもそう思う。今日は家からいちばん近い公園に行ってみた。一本しかないソメイヨシノ、目見当で樹高10m余り、幹回り3m、樹齢はどのくらいになるのか。なにより樹形がうつくしい。ボール遊びをする子ども達の運動音痴っぷりを冷ややかに見下ろしつつ、桜と対角線上にある簡易な東屋もどきのテーブルに陣取った。昨日とは打って変わって柔らかな日差しが降り注ぐ。本を持ってこなかったことを後悔した。ゆるやかな午后。おっぱい、ヒップ、セクハラの話題に忙しいユニクロファッションの小学2年男子たち。両親のつまらない人生、くだらない顔が目に浮かぶ。しかし花粉、どうにかならんか。