70年代とは


山田太一という人をよく知らない。ただ昔からなんだか好きな脚本家だ。印象に残っているのは「高原へいらっしゃい」「緑の夢を見ませんか?」「沿線地図」これ以降は家を出たのでほとんど見てない。「飛ぶ夢をしばらく見ない」という小説が圧巻だなと思ったが、映画化されたものはイマイチだった。先日、再放送された「男たちの旅路」を三話見た。このシリーズは少しだけ見たことがあるが1977年に作られたドラマはただ懐かしかった。途中で研ナオコの「あばよ」が流れてハッとする。あの時代の重苦しい空気、鶴田浩二も水谷豊も桃井かおりも驚くほど若い!とりわけ先輩警備員役、五十嵐淳子の透き通るような美しさに惚れぼれした。