事故とは
天災のことを書いたら、人災に遭ってしまった。夕方、歯医者の後いつもの店へ行き、いつものように飲み千鳥足で帰る途中、突然ドンと何かに体当たりされて歩道に倒れ込んだ。一瞬何が起こったか分からず立ち上がれないでいると見知らぬ男性と女性が「大丈夫ですか?」と覗き込んでいる。どうやらウーバーイーツの外人ドライバーに撥ねられたらしい。二人は兄ちゃんに食ってかかっている。警察を呼ぼうとか電話番号をメモしろだの云われたが正義を振りかざす二人に嫌気が差し、平謝りする図体のデカイ兄ちゃんが気の毒になった。酔って転ぶのは慣れっこだ。幸い怪我も大したことない。よくお礼を云いバスに乗って帰る。夢の中の出来事のように曖昧な記憶。