女優気分とは


「シャネルの5番」が日用品。柔軟剤やボディーシャンプなどの公害に等しい臭いに敏感なのに、昔から香水は持っている。もちろん自分で買った物じゃない。和光堂のシッカロールに「シャネルの5番」を数滴垂らして混ぜる。こっそりマリリン・モンロー気分。香りはシャネルの19番の方が好き。香水ひと瓶を30年かけて使い切った。5番を使い切るのには20年くらいかかりそう。それまで生きてるかしら。一人暮らしを始めた頃に衝動買いしたのが資生堂のメモアールというパフュームパウターで、その甘く切ない香りを秘かに楽しんでいたが、シッカロールに試供品の香水を垂らしたらほぼ同じと気づいた。香水を50年かけて使うという贅沢なお話。