味の変化とは


三時起床のパターン。空が白んでくるまでの時間は長い。腰をあげるには早すぎる。倉橋由美子の『アマノン国往還記』新潮文庫をパラパラ捲ってもあの頃の興奮は戻らない。裏表紙には「究極の女性化社会で繰り広げられる、性と宗教と革命の大冒険」とある。この小説は昭和61年の刊行で、文庫化されたのが平成元年だから読んだのは30年以上前のことだ。記憶も曖昧になって当たり前か。今朝の雑炊は鶏ガラスープの素を使って塩味にしてみた。醤油味と味噌味の繰り返しで飽きる頃合いだったのだろう。概ね好評だったよう。野菜がいっぱいあると安心する。昨日、持ちきれなくて買えなかった蕗を煮て食べたい。春が終わらないうちに。